歯石の原因とはる歯垢(プラーク)とは?

 

生きていくうえで欠かすことができないのが毎日の食事です。
しかし、食事をしたときに口内が汚れたのを放置していると、歯の表面に白色や黄白色をしている歯垢(プラーク)がついてしまいます。

 

歯垢は舌でさわるとザラザラとしているのでついているのがすぐわかるのですが、ネバネバと粘着性があるため水で口をゆすいでも取ることができません。
ブラッシングで歯垢がきちんと取り除けていないと、約2〜3日で灰白色の石のような硬い歯石になってしまいます

 

 

歯石の原因とはる歯垢(プラーク)とは?

歯垢の中には細菌が約600種類も存在しており、だ液の中の糖タンパク成分が歯の表面にコーティングされ(ペリクル)、そこに細菌がつくことで歯垢が増殖していくので、食事をすると食物中に含まれる糖分を栄養源にして増殖し、ネバネバした歯垢がどんどん形成されていきます。

 

歯垢1mg(耳かき1杯程度)に細菌は約10億個もいると言われるほど増殖し、歯磨きのときに磨き残しがあって歯垢がきちんと落ちていないと、たった2〜3日で歯石へと変化してしまいます。

 

歯石はどうしてできてしまうの?

歯石は灰白色の石のような硬いかたまりで、歯間や歯茎の辺縁などにつきやすく、唾液に含まれるカルシウムやリンと結びつき、約2〜3日かけて石灰化していきます。

 

毎日ブラッシングをしていても磨き残しがどこにあるのかなかなかわからないため、歯の表面に歯垢が付着してから放置されると、その歯垢に唾液に含まれているカルシウムとリンが結びついて沈着し、どんどん硬くなって灰白色の石のような硬いかたまりの歯石になってしまいます。

 

歯石ができやすいのは、歯と歯ぐきの境目や歯と歯の間で、歯石は歯磨きのときのブラッシングだけでは取り除くことができないほど、読んで字のごとく石のように硬くなります

 

さらに歯石の表面のボコボコにさらに歯垢がつきやすく、細菌の温床となってしまうことによって歯ぐきが炎症(歯肉炎)を起こしてしまったり、歯周病の原因になることがあります。

 

歯肉炎や歯周病の症状

  • 歯ぐきの腫れ
  • ブラッシングやフロスをしたときの歯ぐきの出血
  • 口臭
  • 進行すると歯がグラグラして抜ける

 

そして、歯石をそのまま放置して歯周病になってしまうと歯を支えている骨が溶けてしまい、大切な歯がすべてなくなってしまう…なんてことにも。

 

歯が抜けてしまってから後悔しても抜けた歯は戻ってきません。歯垢が歯石にならないようにするためには、きちんと正しいブラッシングをして歯垢を取り除いて、普段からマウスケアをすることが大切です。

 

歯石を取り除くには歯科医院でクリーニングを

ブラッシングをしっかりとしているつもりでも、口の中は狭く見えにくいため、歯の裏、歯が重なっている部分、奥歯などには歯ブラシが届きにくく磨き残しができてしまい、歯垢が残ってしまいやがて歯石になってしまいます。

 

歯石は硬いので歯磨き粉ででブラッシングしても落とすことができず、ついてしまった歯石を取り除くには、歯科医院で歯石除去の施術(スケーリング)をしてもらうしか方法がありません。

 

歯石には、歯と歯肉の境目に形成される歯石「歯肉縁上歯石」と、歯と歯肉の間にある溝(歯周ポケット)や歯肉で隠れている場所に形成される歯石「歯肉縁下歯石」の2種類があります。

 

歯科医院には歯石を落とすための「スケーラー」と呼ばれている歯科器具があり、歯石の種類によって器具を使い分けて歯石を落として歯をキレイにしていきます。

 

  • 手用スケーラー

    5種類の器具を部位ごとに使い分けて、歯肉縁上歯石、歯肉縁下歯石を落としていきます

  • 超音波スケーラー

    超音波を発生させたときの微細振動を利用して、注水しながら歯肉縁上歯石、歯肉縁下歯石を砕いて落としていきます
    知覚過敏の方や歯の根が露出している方の場合、歯に痛みを感じてしまうことがあります。

  • エアスケーラー

    主に歯肉縁上歯石に使用され、圧縮空気をエネルギーに変換することでスケーラーが回転し歯石を落とします。

 

歯肉の上にできた歯石については、定期的に歯石を取り除いている方ならば1回で落とすことができるのですが、歯肉の下にできてしまった歯石は、歯に強くこびりついてしまっているため、全て落とすまでに2〜6回ほどかかり、歯ぐきから出血をしている場合では10回以上かかってしまうことがあります。

 

歯石除去をする理想的な期間っていつ?

歯石ができてしまうと、その部分にまた新たに歯垢がついてしまい細菌がどんどんと増殖していくため、歯周病になってしまうリスクが高くなってしまいます。

 

歯周病が生み出す有害な物質は血液に入って全身に運ばれてしまい、心筋梗塞や脳梗塞になってしまうこともあると言われています。

 

そのため、歯石を落とすことは病気の予防や、年を重ねても歯を多く残すためにとても重要なことだということがわります。

 


3ヶ月に1度、最低でも半年に1度は歯科検診を!

 

この期間が歯石除去をするのに理想的な期間です

 

歯科医院では「治療」と「予防」かによって費用が保険適用になるかどうかが変わるため、気になる方は予約をするときに一度歯科医院で確認してみましょう。

 

歯のすみずみまでキレイにするブラッシングの仕方とは?

 

ホワイトニング歯磨き粉を使用して本来の歯の白さを取り戻す前に確認してほしいのが、自分の口の大きさに合った歯ブラシを使用してブラッシングができているかということです。

 

せっかくのホワイトニング歯磨き粉も、自分に合ったサイズの歯ブラシを使用していなければ、しっかりと歯のすみずみまでブラッシングすることができません。

 

自分に合った歯ブラシの選び方

 

ヘッドサイズ

奥歯などをしっかりと磨きたい人は小さいサイズのヘッドを、細かく磨くことが苦手な人は普通のサイズのヘッドを選びましょう

 

毛の硬さ

歯ぐきが健康な人は普通の硬さを、歯ぐきが弱っている人はやわらかめのものを選びましょう

 

持つ形状

グーで持って強く磨いてしまいがちな人はボールペンを持つようにして磨ける真っすぐで細めのものを、しっかりと握ることができにくい人は握りやすい太めのものを選びましょう。

 

毛先

歯周病・虫歯予防には歯周ポケットにまで毛先が届く『超先細毛』
ホワイトニングには歯の表面に効率よく歯磨きを運ぶことができる四角断面毛の『ステインクリア毛』
歯ぐきの腫れや出血が気になる人には歯ぐきにやさしい『先端3本毛』など、それぞれの目的によって毛先を選びましょう。

 

ホワイトニング歯磨き粉の有効成分をしっかりと実感できるように、歯と歯の隙間や細かい溝などにも成分が行き届くような、小回りがきいて毛先がやわらかく四角断面毛の歯ブラシを選んでブラッシングしましょう!

 

歯医者さんが推奨するブラッシング方法

 

スクラビング法(3分)+バス法(2分)を組み合わせる

 

  • スクラビング法


    歯の外側は歯ブラシの毛先を歯に90度にあてて、鉛筆を持つようにして力を入れすぎず(毛先が広がらない程度)小刻みに横に動かし、歯の内側は歯ブラシの毛先を歯に45度にあてて磨き、歯間部の歯垢を落とします。

  • バス法

    歯ブラシの毛先を歯ぐきと歯の境目に45度の角度にあてて、鉛筆を持つようにして力を入れすぎず(毛先が広がらない程度)小刻みに横に動かして磨き、歯周ポケットの汚れをかき出す磨き方です。

 

普段なんとなくしている歯磨きですが、歯医者さんが推奨するブラッシング方法によって、ポイントをしっかりと押さえて歯磨きをすることで汚れを除去して歯が白くなります。

 

飲食をすることで歯の表面につく汚れが付着してしまう前に、食後の歯磨きが難しい場合には口をゆすぐだけでも違います。

 

また、就寝中には唾液の分泌量が少なくなることで口内環境が悪くなりがちなため、就寝前の歯磨きはブラッシングに力が入ってしまわないように軽い力でしっかりと磨いて、口の中に汚れが残らないようにしましょう。

 

最初にお話ししました、ホワイトニング歯磨き粉は歯の汚れを落として本来の歯の白さを取り戻すための方法です。

 

歯科医院でのホワイトニングと同じように、歯自体を白くしたい、紙のような真っ白な歯にしたい、今すぐ歯を白くしたいと即効性を求める方は自宅で使用できるホワイトニング歯磨き粉ではなく、歯科医院でのホワイトニングをおすすめします。

 

ホワイトニング歯磨き粉は歯石を予防したい人におすすめ

 

一度ついてしまった歯石は歯科医院で落とすしか方法はないため、歯磨き粉でブラッシングしても落とすことはできません。
そのため、歯科医院で歯石を落としてもらいキレイになったら、次は再び歯石ができないように予防することが大切になってきます。

 

予防するために必要なことは、研磨剤が含まれていないものや、発泡剤が含まれていないもので、歯のすみずみまでしっかりと磨くことができるものを選びましょう。

 

研磨剤の量が多く配合された歯磨き粉で毎日歯を磨いてしまうと、歯の汚れはキレイになりますが表面のエナメル質に傷がついてしまい、逆にしばらくすると着色汚れがつきやすくなってしまいます。

 

良質なホワイトニング歯磨き粉に配合されている、着色汚れ(ステイン)を浮かせて落とし歯石を抑制する「ポリリン酸」や「ハイドロキシアパタイト」の成分が含まれているものを選ぶことで、歯石が再びできてしまうのを予防することができます。

 

ポリリン酸ナトリウム
歯の表面に付着している黄ばみや着色汚れが気になっている方におすすめの成分で、黄ばみや着色汚れを落とす効果と同時に歯をコーティングして、汚れや着色が再び付着しないように予防をしてくれます。

 

ハイドロキシアパタイト
エナメル質に近い成分でできているハイドロキシアパタイトは、歯にプラークやステインをつきにくくする働きがあり、汚れを吸着して取り除きやすくしてくれます。
また、歯の表面についてしまった凸凹の傷を埋めてくれるため、美しい歯にしたい方におすすめの成分です。

 

これらの成分が配合されたものを使用することで、歯垢や歯の表面の黄ばみを落としつつ歯の表面をコーティングして、汚れが再度ついてしまうのを予防してくれます。
まずは、毎日の歯磨きで歯垢をしっかりと落として口内をキレイにしておくことから始めてみましょう。